2011年7月25日月曜日

放課後読了

東野圭吾氏の放課後読了。同氏のデビュー作とのことで、まだ洗練されていない部分が感じられるが、最後まで犯人を全く分からせないところがさすがは東野氏である。刑事事件にもかかわらず刑事が教師に捜査の状況を事細かく話したり、最後の方は刑事も出て来ずに教師が独りで謎解きをする場面はちょっと現実的ではないように感じた。またいろんな伏線が貼られているが、最後で全部ちゃんとタネ明かしというか説明がされており、読者をウヤムヤにさせないところは東野氏の理系たるセンスの表れではないかと思われる。
東野氏の作品はあまり考えずにスラスラと読めるので大変ありがたい。次の作品も楽しみにしよう。

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