2014年6月15日日曜日

簿記検定受検

先日第137回日商簿記検定3級を受けた。結果はまだ発表されていないが、自分なりに手ごたえがあったし、多分合格してるのではないかと思う。まだ覚えているうちに、私なりのやり方を覚書として書いてみたい。この丸覚えは良かったと思う。
< 勉強法 >
書籍による独学。毎日1時間。2月ごろから開始。まずテキスト本(メイプル方式簿記3級テキスト)を読んで理解し、同シリーズの問題集を解いて、最後に予想模試をやる。結果的にこのメイプル方式の本は80点くらいの出来だと思う。まとめられているようで、イマイチまとまっていないところがある。しかし問題の解く順序などのアドバイスは書かれている通りに実行すべき。
私が苦手だったのは、為替手形の仕訳、見越・繰延の計算。
< 受検上のテクニック >
これは必ず必要。知識があるだけでは合格は絶対ではない。
1. 解答以外の仕訳は略語を使用、金額はk円を単位にして書く。
時間がないため。特に第3問と第5問。勉強の早い段階からこの方式を導入して、この略語に慣れる必要がある。基本は最初の文字は漢字, 次の文字はカタカナ。文字は丁寧に書いて集計ミスとならないように。
   例)  現金:ゲ, 当座預金:当ヨ, 売掛金:売カ, 買掛金:買カ, 売上:売上, 仕入:仕入, 受取手形:受手, 支払手形:支手, 売買目的有価証券:売ユカ, 有価証券評価益/損:有ヒエ/有ヒソ, 有価証券売却益/損:有バエ,有バソ, 貸倒引当金:貸ダ, 貸倒引当金繰入: 貸ダク, 消耗品:消ヒ, 消耗品費:消ヒヒ, 仮払金:仮バ, 仮受金:仮ウ, 未収金:未シ, 未払金:未バ, 備品:備ヒ, 租税公課:租コ, 引出金:引ダなど。
減価償却費:DP, 減価償却累計額:DPル
DPル 400   備品 700
DP 120
未シ 100
固バエ 80
もちろんこの集計もk円単位で行い、結果を答案用紙に書く段階で円単位とする。k円単位の時に100円以下の数字は小数点を使うことになるので、桁間違いやk円と円をごっちゃにして計算しないようにすること。
2. 問題文をよく読むこと。
支払のところで割引や裏書譲渡とあれば、受取手形の減少。為替手形は、自分の立場を理解すること。支払人(名宛人)、受取人(指図人)、振出人が誰に該当するかを把握する。
3. 見越・繰延のやり方
収益・費用の場合について仕訳例をまとめた表を丸覚えした。見越と繰越が完全に理解できているのでなければ、覚えた結果を試験中に紙に書き出して対比しながら解く方が速い。
4. 解答の順序があるケースに注意
残高表や精算表などでは、順序が大事なケースがある。受取手形の増減を計算してから貸倒引当金の繰入を計算さるケース、固定資産の売却を計算してから減価償却費を計算するケースなどがある。